事業計画

2019年度 大切にしたいこと

未来につながる、地域づくり・人づくりをすすめます

 2年後の2021年、コープこうべは創立100周年の節目を迎えます。多くの組合員と歩んできたこれまでの歴史を通して、また、今日的な時代背景も踏まえ、人と人、人と地域をつなぎ、いつまでも安心してくらすことができる地域づくり、そしてそれを支える組織づくり、人づくりを進めます。
また、組合員の声や願い、誰ひとり取り残さない「SDGs」のめざす姿を大切にしながら、次の100年に向けたコープこうべの方向性を考え、実践につなげる年としていきます。この事業計画は総代の多様な意見から、発想の源泉と方向を得て策定し、コープこうべの組合員と役職員がともに歩む道を示すものです。

総代の声を反映した事業計画の策定について詳しい内容はこちら

全体取り組み

1.コープこうべの役割や価値を互いに確認し合い、広く地域に伝えていきます

  • (1)「愛と協同」を礎としたこれまでの活動に学び、これからの時代にふさわしい役割や価値を考え、広く地域に伝えていきます
  • (2)地域社会の一員として、多様な願いや想いに耳を傾け、くらしに寄り添う生協をめざします
  • (3)コープこうべの「次の100年」に向けて、組合員、役職員の英知を集め、実践につなげます

2.地域や社会の担い手と連携し、協働の力で「くらしの基盤」の強化をめざします

  • (1)助け合いの組織として、くらしや地域について同じ課題を持つ人たちとつながり、協働の力でその解決に努めます
  • (2)生協運動の新しい担い手が生まれ、誰もが生き生きと活動できる組合員組織をめざします
  • (3)様々な人たちとのコミュニケーションを増やし、生協運動への共感、参加の輪をひろげます
  • (4)社会の変化に目を向け、地域から信頼され、頼りにされる職員組織をめざします

3.事業の活力を高め、毎日のくらしを支えます

  • (1)あらゆる事業の力を結集し、くらしの安全・安心を提供していきます
  • (2)組合員の声をしっかりと聞き、地域の特性やくらしの願いに応える事業運営をめざします
  • (3)これまで行ってきた取り組みや経験を生かし、様々なくらしの課題解決に挑戦していきます

おもな取り組み

1.コープこうべの役割や価値を互いに確認し合い、広く地域に伝えていきます

次の100年に向けて

『生協のあり方の検討』

次の100年に向けて、生協のこれからの方向性を考え、実践していきます。

  • 次の100年を考える中で、10年ほどの中長期的な先を見据えた生協のありたい姿「ターゲット2030」の策定を、組合員、役職員が対話を通じて検討していきます。
  • 創立100周年となる2021年に向けて、記念式典や様々な周年企画の具体的なプログラム策定と準備を進めます。
『役割と価値を伝える』

これからの時代にふさわしいコープこうべの役割や価値を考え、広く地域に伝えていきます。

  • 活動・事業を通して、コープこうべの役割や価値を、広く地域に伝えていきます。
  • 出資・利用・運営参加を基本とする、生協の成り立ちを再確認するための学習を継続します。

2.地域や社会の担い手と連携し、協働の力で「くらしの基盤」の強化をめざします

安心してくらすことができる地域づくり

『「居場所・つどい場」づくり』

地域の人々がつながれる「場づくり」を通して、協働によるくらしの課題解決をめざします。

  • 地域の人々や諸団体と連携した「つどい場」づくりを進め、そこで見えてきたくらしの課題解決に取り組みます。
  • 地域のつながりを強める場として、「地域ねっとわーく連絡会」の活性化に取り組みます。
  • 「地域コーディネーター」の活動地域を拡大し、活動者の顔の見える関係づくりをさらに進めます。
『くらしの課題に沿った学びの場づくり』

平和、防災、子どもを取り巻く問題、食と健康など、テーマでつながれる学びの場づくりを進めます。

  • 2020年のNPT(核不拡散条約)再検討会議、憲法改定など国内外の情勢を視野に入れながら、若い世代とともに平和学習を広げます。
  • 行政や社会福祉協議会、諸団体と連携し、災害時の対応訓練や被災地支援の経験を積める場づくり、防災学習を推進できる人づくりを進めます。
  • 子どもの貧困問題への理解者拡大をめざす学習活動や、食材提供を通した地域活動者とのネットワークづくりを進めます。
  • 小中高校生も対象としたインターネット版「BDHQ調査」や、「ひょうごまるごと健康チャレンジ」などを活用し、地域でより健康的な生活習慣づくりを進めます。
『地域のニーズをとらえた有償活動の拡大』

地域のニーズをとらえて有償活動を見直し、拡大することで、今までつながりのなかった人々の活動参加を生み出します。

  • 「コープくらしの助け合いの会」「コープむつみ会」の広報を強めて活動会員の拡大をめざすとともに、ちょっとした困りごとに応える活動について検討を進めます。
  • 新たな担い手の広がりにつながるよう、ボランティア活動へのポイント提供など魅力ある仕組みを検討します。
  • 事業の一部を有償活動として組合員が担うことで、地域の課題解決にもつながるような取り組み事例を広げます。

生き生きと活動できる組合員組織づくり

『組合員活動の枠組みの見直し』

女性の就労率向上などの社会環境変化を受けて、誰もが参加しやすい組合員組織の仕組みづくりを進めます。

  • 2020年度からの開始に向けて、新たなメンバーも既存のメンバーも活動しやすい、地域コープ委員会の仕組みづくりを、組合員の話し合いの中で進めます。
  • 活動の登録者と、さらにいきいきとした活動を地域に広げていくため、コープくらぶ・コープサークルの枠組みの見直しを進めます。
『学んでくらしをより良くする仲間づくりの推進』

商品を核とした学習プログラムの魅力を高め、SDGsを意識しながらエシカル消費を実践する仲間を増やします。

  • コープ商品の学習を充実させ、「誰かの笑顔につながる」エシカルな買い物行動を広めます。
  • 「とれぴち」「とれしゃき」の取り組みを継続発展させるとともに、食と環境のつながりに着目する学習を地区ごとに進めます。
  • フードドライブをさらに広げ、くらしの見直しを通して食品ロス削減に取り組みます。
  • マイバック運動、リサイクル、家庭の省エネなど、プラスチックやCO2の削減を意識したくらしの見直しを行います。

様々な人とのコミュニケーションと参加の広がり

『レインボースクールの充実』

「生協らしさ」に初めてふれ、共感してもらう場として、レインボースクールの充実に取り組みます。

  • 店舗では、参加しやすい単発・短時間のプログラムや、売り場での実施、職員が想いを語るなど、参加者が店舗に親しみを感じてもらう取り組みをさらに強めます。
  • 宅配では、「めーむ商品との出会い」をコンセプトに生協の価値を発見できる学習の場とし、子育て世代も気軽に参加できる仕組みにリニューアルします。
『若い世代との接点づくり』

高校生・大学生や未就学児の親世代が、コープこうべと出会える場づくりや、参画できるプロジェクトを進めます。

  • スマートフォンのアプリ機能を使って、子育て世代とのコミュニケーション強化や関心の高いイベントへの参加促進をはかります。
  • 学校と連携したイベントや、学生のアイデアやネットワークを生かすプロジェクトを増やします。

組合員からも地域からも頼りにされる職員組織

『人づくり・組織風土改革』

社会の変化に目を向け、地域から信頼され、頼りにされる職員組織をめざします。

  • 職員一人ひとりが様々なライフイベントに直面した際にも継続して働くことのできる環境を整えます。
  • 日々のコミュニケーションを大切にし、さらにやりがいをもって働きながら成長できる組織をめざします。
  • 組合員や地域社会に信頼される組織をめざして、コンプライアンス体制の整備を進めます。
  • 障がい者の社会的自立支援に向けて、コープこうべグループ全体で実習の受け入れを進めていきます。
  • コープこうべグループの総合力を生かした、組合員のくらしのお役立ちを追求します。
  • 「コープこうべユニオン」との信頼関係をいっそう深め、コミュニケーションを図ります。

3.事業の活力を高め、毎日のくらしを支えます

事業活動

『店舗事業』

店舗の魅力による収入拡大と生産性向上による収支改善を軸として事業構造改革に引き続き取り組みます。また、地域での連携を深め、地域の組合員へのお役立ちとつながりを高めます。

  • 店舗事業全体の赤字削減に向けて、競争力に繋がる店舗の改装や売り場の改善を進めるとともに、構造的赤字店舗の地域でのあり方について検討を進めます。
  • 購買頻度の高い商品を中心とした「いつでもお買い得価格」商品の拡大や、「組合員証でおトク」価格の強化などにより、店舗の魅力を高め、新加入や継続利用組合員を増やします。
  • 社会的に関心が高まっている食品ロス削減に取り組むとともに、適正な人員配置や職員の育成の強化、業務の簡素化による生産性向上に取り組みます。
  • 移動店舗、買いもん行こカーなど、買い物に不便を感じておられる方々へのサービスを、地域や行政、取引先と連携しながら進めます。
  • 店舗が地域の拠点となって、様々な世代が交流する「つどい場」づくりを進めます。また、「地域ねっとわーく連絡会」などの場を通して、行政や社会福祉協議会、NPO団体などとの接点を積極的に増やし、地域に根差した店舗をめざします。
『宅配事業』

宅配の魅力を広く伝え、なかまを増やす取り組みを強めるとともに、誰もが利用しやすい事業をめざします。また、将来に向けた事業基盤の強化を図ります。

  • 組合員のくらしに合わせた受け取り方を選べるように、店舗で展開する「めーむひろば」の曜日拡大や、店舗以外での「地域めーむひろば」の拠点拡大を行い、宅配の利用機会を広げます。
  • すべての世代が利用しやすいように、組合員のくらしにあった商品の追加や、隔週でのお届けなど、自動注文サービス「マイとーろく」の機能を強化します。
  • 若い世代に向けた「はじめて箱」や「ワンコインお試し企画」などを積極的に展開し、利用のきっかけづくりに取り組みます。
  • 荷台の乗降がしやすい車両の導入や、自転車での配送の本格展開を進め、誰もが働きやすい環境の整備に取り組みます。
  • 夕食サポート「まいくる」は、協同購入センターとの連携を深め、積極的な広報を行うとともに、事業の安定的継続に向けた仕組みづくりに取り組みます。
『生産事業』

健康や環境など時代の変化の中で求められるニーズと向き合い、組合員の想いを形にした商品づくり、安心して利用いただける商品供給をめざします。

  • 主力の食パンの改善や商品の品揃えの見直しなどによる利用拡大を行うとともに、生産性向上を図り、将来にわたって安定した工場運営をめざします。
  • 学生と連携した商品開発や普及活動など、幅広い世代の組合員や職員とのコミュニケーションを通し、くらしに役立つ食品工場生産品の商品開発、普及に取り組みます。
  • 食生活改善の取り組みとして塩分に配慮したパンや、兵庫県産原料を使用した商品開発など、時代の変化の中で求められる組合員の想いを形にする、商品開発に取り組みます。
『コープ商品・品質保証の取り組み』

組合員の声を生かしながら、くらしの変化に対応した商品の開発や品揃えの充実を進めるとともに、品質保証の取り組みをいっそう推進します。

  • 時代の変化に対応し、健康への願いなど組合員のくらしに寄り添った商品の開発を進めるとともに、コープ商品の生協らしさ、生協の価値を伝える取り組みを強化します。
  • 「エシカル」を切り口とした商品の開発など、持続可能な社会に貢献する商品と取り組みを強化します。
  • HACCPの制度化に対応した食品安全マネジメントシステムの再構築を進めます。また、法令を遵守し、科学的視点で安全性評価ができる職員づくりを進めます。
『インターネット事業』

コープこうべアプリの機能を増やし、組合員の利便性を高めるとともに、生協利用の楽しさを提供します。

  • コープこうべアプリに、宅配の“まもなく到着”をお知らせする機能を追加したり、組合員活動や催しへの参加ポイントがたまる取り組みを広げるなど、便利で楽しいアプリ機能の拡大を進めます。
  • 組合員一人ひとりの利用履歴に基づいてくらしに寄り添った情報提供を行い、店舗と宅配の併用利用をはじめ、生協利用の促進に向けた取り組みを強めます。
  • 地区の催しなどを通じてアプリの使い方を伝える機会を増やし、まだなじみの少ない組合員にアプリの便利さ、楽しさを知ってもらう取り組みを進めます。
『電力事業』

加入促進を強化し、事業規模の拡大のスピードアップを図ります。また、地域の資源を活用した再生可能エネルギー拡大の取り組みを進め、将来にわたって持続可能な社会をめざします。

  • 宅配と店舗が連携し、コープこうべの総合力で「コープでんき」を利用いただく組合員の加入促進を強化します。
  • 「コープでんき」の利用へのポイント付与など、継続利用、既存事業との併用利用に向けた施策の検討を進めます。
  • 親子で参加する再エネ発電所の見学会などを通じて、コンセントの向こう側にある社会的課題に対して、組合員と一緒に考え、行動する取り組みを進めます。
『共済事業』

地域と連携した取り組みを展開し、子育て世代へのアプローチを強化し、たすけあいの輪を広げます。また、安心して保証の相談ができる人材の育成とともに、組合員でない方への広報を強化します。

  • テレビCMを活用した広報や、親子で楽しめる店舗でのイベント、幼稚園への訪問イベントなどを通じて、子育て世代への共済認知度を高めます。
  • 推進体制の見直しや、研修の強化に取り組み、安心して保障の相談ができる人材の育成と共済推進の強化を進めます。
『文化・利用事業』

広報強化と魅力的な講座の充実によって、利用者を増やし多くの組合員から支持される事業をめざします。

  • つどい場の活用や、機関紙「きょうどう」への広告の掲載、SNSなど広報の強化を進め、コープカルチャーの認知度の向上に取り組みます。
  • 子育て世代が参加しやすい講座を展開するとともに、有職の方や高齢の男性に向けた講座の開発を進めます。
  • クレリ事業は、「クレリメンバーズ」の加入促進に取り組み、事前相談から葬儀後のアフターフォローまで、トータルでのサポートを強化します。
『福祉事業』

事業全体の収支改善を進めます。また、子育て支援事業の拡大とともに地域包括ケアの実現に向けて地域密着型施設の開設の検討を進めます。

  • 訪問介護を中心とした既存事業の改善を進めるとともに、介護事業エリア内のレインボースクールや地域のイベントなどに積極的に参加し、介護事業の認知度の向上に取り組みます。
  • コープこうべの基本ケアを浸透させながら、生活圏域内での地域包括ケアの実現に向けて、地域密着型施設の開設について検討を進めます。
『協同学苑』

協同組合、地域、職員の「学び・交流の場」としての役割を果たすとともに、安心してくらすことができる地域づくりを担う人材育成を進めます。

  • 100周年の取り組みと連携し、生協運動、協同組合運動を推進する組合員・職員の学習の場づくりを進めます。また、福祉や介護の知識やスキルを持った職員の育成のための研修開催など、地域づくりを担う人材の育成を進めます。
  • 協同学苑の魅力を伝え、利用いただくために、新たな広報手法を取り入れるとともに、宿泊施設の設備・サービスの改善に取り組みます。

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