コープこうべについて

事業計画

2020年度 大切にしたいこと

未来につながる、地域づくり・人づくりをすすめます

 2021年、コープこうべは創立100周年の節目を迎えます。すべての組合員と歩んできた歴史を通して、また、時代の息吹きを受け止め、人と人、人と地域をつなぎ、いつまでも安心してくらすことができる地域づくり、そしてそれを支える組織づくり、人づくりを進めます。
 また、組合員の声や願い、誰ひとり取り残さない「SDGs」のめざす姿を大切にしながら、社会の変化を見つめ、次の100年に向けたコープこうべの方向性を考え、実践につなげる年としていきます。この事業計画は総代の多様な意見から、発想の源泉と方向を得て策定し、コープこうべの組合員と役職員がともに歩む道を示すものです。

総代の声を反映した事業計画の策定について詳しい内容はこちら

全体取り組み

1.コープこうべの役割を考え、その価値を広く地域や社会に伝えていきます

  • (1)「愛と協同」の精神に基づいたこれまでの活動を踏まえ、これからの時代に担うべき役割を考え、学び合い、その価値を広く地域や社会に伝えていきます
  • (2)多様な願いや想いに耳を傾け、地域と一緒になって、一人ひとりのくらしに寄り添う生協をめざします
  • (3)「次の100年」に向けて、組合員、役職員の英知を集め、実践につなげます

2.地域の担い手と連携し、誰もがいつまでも安心してつながり、くらせる社会の実現をめざします

  • (1)助け合いの組織として、くらしや地域について同じ課題を持つ人たちとつながり、協働の力でその解決に努めます
  • (2)生協運動の新しい担い手が生まれ、誰もが生き生きと活動できる場づくり・仕組みづくりを進めます
  • (3)様々な人たちとの対話や場を広げ、積極的に地域づくりに参加します
  • (4)地域から信頼され、頼りにされる職員組織をめざし、組合員と役職員が手を携えながら生協運動を進めます

3.事業の活力を高め、毎日のくらしを支えます

  • (1)地域の特性やくらしの願いに応えるために、組合員の声をしっかりと聴き、生協の総合力を生かした、くらしの安全・安心を提供していきます
  • (2)今、すべき課題を先送りすることなく、未来に向けた事業構造改革を進め、いつまでも利用し続けられる事業をめざします
  • (3)活動と事業の連携をさらに強め、様々なくらしの課題解決に挑戦していきます

おもな取り組み

1.コープこうべの役割を考え、その価値を広く地域や社会に伝えていきます

次の100年に向けて

『生協のあり方の検討』

次の100年に向けて、生協のこれからの方向性を考え、実践していきます。

  • 新型コロナウイルス感染拡大による社会の変化、新しい生活様式への転換を踏まえて、あらためてコープこうべの役割や価値を考え、その実践に努めていきます。
  • 次の100年に向けて、10年先のありたいくらし・地域を描き、その実現に向けたコープこうべの役割を表す「ターゲット2030」を、より多くの組合員の想いや願いを集めながら策定していきます。
『役割と価値を伝える』

これからの時代に担うべき生協の役割と価値を、組合員とともに学び、伝えていきます。

  • 創立100周年となる2021年に向けて、記念企画の準備や100年史の編さんを進めるとともに、「コープ商品総選挙」など、100周年プレイベントを開催します。
  • 歴史学習や地域での活動・事業を通して、あらためてコープこうべの役割や価値を、広く地域や社会に伝えていきます。
  • 「ターゲット2030」に連動した形での、SDGsの実現に向けた方針づくりを行うとともに、組合員といっしょに取り組み、学習を進めます。

2.地域の担い手と連携し、誰もがいつまでも安心してつながり、くらせる社会の実現をめざします

安心してつながり、くらすことができる助け合いの地域づくり

『つどい場づくり』

地域の人々と対話による場づくりを進め、積極的に地域づくりに参加します。

  • 地域やくらしの課題について話し合う「つどい場会議」や「地域ねっとわーく連絡会」の機能を強化し、地域の多様な人々や諸団体との協働による課題解決の取り組み事例を増やします。
『つながりづくり・仕組みづくり』

地域のつながりづくりや、新しい仕組みづくりを通して、地域の中での助け合いを強めます。

  • フードドライブの取り組みで集まった食品のお譲り会など食材提供を通して広がった、地域の子ども食堂やコミュニティ食堂など、地域の活動とのつながりをさらに強めます。
  • 組合員による有償の家事支援活動「コープくらしの助け合いの会」「コープむつみ会」は、助け合いの輪を広げていくため、諸団体とのつながりを強化します。
  • 地域の中でのちょっとした困りごとを組合員同士が助け合う、「コープこうべアプリ」を使った新しい助け合いの仕組みづくりを検討します。

助け合いの地域づくりに多様な参加を促す仕組みづくり

『組合員活動の新しい仕組みと発展』

組合員活動の新しい仕組みを活用し、活動のさらなる活性化を図ります。

  • 新たな仕組みでスタートする地域コープ委員会は、新制度の定着に向けた意見交換の場を積極的に設けるとともに、「学んで・伝えて・つながる」生き生きとした活動事例を共有し、活動のさらなる活性化をめざします。
  • コープサークルの新たな助成制度「テーマ助成」「チャレンジ助成」を通して、よりよいくらしや地域づくりへの視点を大切にする活動の活性化を図ります。
『多様な参加が生まれる仕組みづくり』

様々な人たちが参加しやすく、生き生きと活動できる仕組みづくりを進めます。

  • 気軽に参加でき、生協の価値が伝わり、ファンづくりにつながる「レインボースクール」「めーむ&宅配 レインボーひろば」の取り組みをさらに強めます。
  • インターネットを活用した若い世代との接点づくり、つながりづくりを進めます。また、インターネット上でのワークショップなど新たな仕組みにより、活動への参加につなげます。
  • 学校と連携したイベントや、学生のアイデアやネットワークを生かす取り組みをさらに進めます。
  • 様々な人たちが活動や事業に参加し、地域づくりの担い手となるよう、他団体との協働をすすめ、新たな参加の事例を作っていきます。

課題を共有し、ともに解決をめざす人づくり

『学びの場づくり』

エシカル消費や平和など、テーマでつながる学びの場づくりを進めます。

  • エシカル消費の実践活動を広げるため、多様な組合員が参加するコープ商品の学習の場をつくります。また、組合員、職員がコープ商品について語り合い、学び合う新たな学習の機会をつくります。
  • 核兵器のない世界の実現を願う組合員の声を届ける取り組みや、若い世代に体験を継承する「平和学習」を進めます。
  • 「とれぴち」「とれしゃき」の取り組みは、兵庫県漁連、JA全農兵庫との連携を強め、組合員と生産者との交流や学びを広げます。
  • 「はかるたいせつプロジェクト」や「ひょうごまるごと健康チャレンジ」を通して、食の見直し活動、健康づくりへの参加を広めます。
  • プラスチック削減について学びを広げ、組合員のくらしの中での取り組みにつなげていきます。
  • くらしの見直しを通して、食品ロスの削減を進めるとともに、フードドライブの取り組みの輪を広げます。
  • 誰もが安心してくらせるように、防災や、子どもの貧困、食物アレルギー、障がい、認知症など、多様な課題に対応した学習活動を進めます。

地域から信頼され、頼りにされる組織づくり

『人づくり・組織風土改革』

社会情勢を的確にとらえ、地域から信頼され、地域住民に寄り添うことで頼りにされる職員組織をめざします。

  • 職員が様々なライフイベントに直面した際にも継続して働くことのできるよう、制度の周知と利用しやすい環境整備を進めます。
  • 教育やコミュニケーションを大切にし、やりがいをもって働きながら、成長し活躍できる組織をめざします。
  • 障がい者の社会的自立支援に向けて、コープこうべグループ全体での実習受け入れを進めていきます。
  • コープこうべグループ全体の総合力を生かし、さらなるくらしのお役立ちを追求します。
  • 地域から信頼され、頼りにされる組織に向け、コンプライアンス体制の整備を進めます。
  • これまで築いてきた信頼関係のもとに、「コープこうべユニオン」とのコミュニケーションを図ります。

3.事業の活力を高め、毎日のくらしを支えます

供給事業

『供給事業』

組合員がくらす地域の課題解決に向けて、活動・事業の「総合力」を発揮できる組織運営をめざします。また、宅配と店舗のそれぞれの強みを生かした「新しい価値づくり」にチャレンジし、組合員の利便性向上につなげます。

  • 地区本部が持つ「行政やNPOなど諸団体とのつながり」、宅配が持つ「機動力と組合員とのつながりの強さ」、店舗が持つ「人が集う場」など、それぞれの強みを組み合わせた新たな価値づくりに取り組みます。
  • 生活状況やニーズに合わせ、組合員に寄り添った対応ができるよう、組合員情報のデータベース再構築に取り組みます。また、生協と組合員、組合員同士のつながりを強化できるよう、生協全体で使えるポイント制度の検討を進めます。
  • 買い物に不便や苦労を感じる方々へのサポートとして、地域や取引先の皆さんの協賛を得ながら、買いもん行こカーの運行エリアを拡大していきます。また、行政や地域諸団体、ボランティアと協働した新たなモデルを検討します。
『宅配事業』

組合員が利用しやすい利用手段の拡大を引き続き進めます。また、組合員それぞれのくらしにあった売り場(カタログ)や商品の提供を通して、地域とくらしを支える生活インフラとしての基盤構築を進める初年度とします。

  • 「はじめてばこ」「離乳食のお試しワンコイン企画」などを積極的に展開し、子育て世代の利用のきっかけづくりに取り組みます。
  • 組合員それぞれのくらしにあったカタログ配布を行うために、帳票セットセンターの機能改善を進めます。また、要望の多いカタログの未配布サービスを検討します。
  • 配達コースの適正化や自転車配送の拡大、業務効率化を継続して進め、誰もが働きやすい環境整備に取り組みます。
  • 地域の担い手による商品受け渡しや配送など、地域と協働した取り組みを検討するとともに、地域コミュニティとしての協同購入グループの活性化に取り組みます。
  • 夕食サポート「まいくる」は、冷凍やわらか食などの商品拡充を生かした利用者拡大や、配送体制の再構築など、安定した事業運営に向けた取り組みを進めます。
『店舗事業』

店舗の魅力向上による収入拡大と生産性向上による収支改善を軸とした事業構造改革に継続して取り組みます。また、地域での連携を深め、地域の組合員へのお役立ちとつながりを高めます。

  • 将来にわたって継続できる事業構造をめざし、赤字削減に向けた、抜本的な事業構造改革を継続します。商圏人口の減少や建物の老朽化など、将来にわたって収支改善が見込めない構造的赤字店舗は、営業終了を含めた地域でのあり方の検討を継続して進めます。
  • 収支改善が見込まれる店舗は、収入拡大に向けて、商圏の人口や年齢、ニーズの変化に合わせて、計画的な建て替えや改装を検討・実施します。
  • 既存店の強化に向けて、「組合員証でおトク」での価格訴求や、頻度品を中心とした値下げ、コピカの利用促進、ポイントを活用した企画の強化などに取り組みます。
  • 社会的に関心が高まっている食品ロス削減に継続して取り組むとともに、適正な人員配置や職員育成の強化、業務の簡素化、仕組み化による生産性向上に取り組みます。
  • 店舗を地域の拠点として、様々な世代が交流する「場」づくりを進めます。また、行政や社会福祉協議会、NPO団体などとの接点を積極的に増やし、地域に根差した店舗をめざします。
『生産事業』

組合員のくらしの変化に寄り添った商品開発・企画を推進します。また、食品工場生産品を通した生協らしい取り組みを組合員とともに考え、推進します。

  • 個食、即食に合わせた商品サイズの見直しや、食塩配合量の削減、若い世代に向けた菓子パン強化など、組合員のくらしの変化に寄り添った商品開発、企画を推進します。
  • 収支改善に向けて、業務の標準化やマネジメントの強化などによる生産性向上を継続します。
  • 操業から30年以上が経過し、受電や給排水といった基盤設備の老朽化が進行するなどの課題を抱える既存の食品工場について、移設や改修、閉鎖など、今後の方向性の検討を開始します。
『コープ商品・品質保証の取り組み』

コープ商品の良さを知り伝えることで、利用につなげる取り組みを強化するとともに、組合員・職員への「食の安全」に関する正しい知識の普及に取り組みます。

  • 「コープ商品総選挙」を春と秋に実施し、あらためて商品を知っていただくとともに、組合員に選ばれた商品の良さを伝える取り組みにつなげます。また、コープの産直の特徴である「人と人とのつながり(生産者・組合員・生協)」の取り組みを推進します。
  • 職員へのHACCP(※)の考え方を取り入れた衛生管理の学習・教育を継続するとともに、食品安全の基礎学習を行う「食の安全学校」の対象を職員から組合員に拡大し、正しい知識の普及を図ります。

    (※)HACCP(ハサップ)…原材料受け入れから製造・出荷工程まで、微生物汚染や異物混入危害を予測し、防止につながる重要工程を継続的に監視・記録する衛生管理システム。
『インターネット事業』

コープこうべアプリでお買い物の利便性や参加の楽しさを提供するとともに、活動と事業をつなぐ取り組みを推進します。

  • 子育て世代が情報交流できるコーピーくらぶのコミュニティや、めーむ掲載商品の検索機能向上など、便利で楽しいアプリの機能拡大を進めます。
  • 宅配利用組合員へのアプリによる店舗クーポンの配信や、店舗利用組合員への宅配商品の案内など、併用利用の促進に向けた取り組みを進めます。
『電力事業』

宅配と店舗の連携を強め、コープでんきの利用者の輪を広げます。また、地域の資源を活用した再生可能エネルギーの拡大を進め、持続可能な社会の実現をめざします。

  • 宅配と店舗が連携した店舗相談会や、「コープでんき」の利用へのポイント付与など、新規利用、継続利用、既存事業との併用利用に向けた施策を進めます。
  • コープでんきの産地を訪ねる見学会などを通して、コンセントの向こう側にある社会的課題を、組合員と一緒に考え、行動する取り組みを増やし、家庭におけるCO2排出量の削減につなげます。

利用・サービス事業

『共済事業』

子育て世代へのアプローチを強化します。また、組合員の立場に立った保障提案を高め、「ありがとう」と言ってもらえる人材の育成を進めます。

  • 「はじめてばこ」を活用したおすすめや、コープ店全店でのスタンプラリーなどを通して、子育て世代の加入の輪を広げます。また、テレビCMと連動したインターネット加入などの強化を通して、まだ組合員になっていない方へのアプローチを進めます。
  • 組合員それぞれに合わせた保障提案ができるように、専用タブレットを導入するとともに、電話応対マナー研修などによる人材育成に取り組みます。
『文化・利用事業』

魅力的な講座開発や広報強化により利用者を増やすことで、さらなる収支改善を進めるとともに、組合員の健やかなくらしを応援する事業をめざします。

  • コープカルチャーは、魅力的な定期講座の開発に加えて、機関紙「きょうどう」や、SNSなどの広報強化による利用者増に取り組むとともに、事務作業の本部集中化などの業務効率化を進めます。
  • コープスポーツは、新たなコース開設により利用者増を図るとともに、共済事業と連携し、スポーツを通した健康づくりの発信を進めます。
  • クレリ事業は、活動や事業との連携を通してクレリメンバーズの認知度を高め、組合員に寄り添いくらしに役立ち続ける事業をめざします。
『福祉事業』

既存事業の収支改善に引き続き取り組みます。また、子育て支援事業を拡充するとともに、現行の事業エリアを基本に地域密着型介護施設の開設を検討します。

  • 営業強化や新介護ソフトを活用した業務標準化による訪問介護の収支改善など、既存事業の改善に引き続き取り組みます。
  • 2021年4月の認可保育園(神戸市東灘区)新設に向けた準備を進めるとともに、生活圏域での地域包括ケア実現に向けて、既存施設の遊休スペースを活用した地域密着型施設の開設についても検討をすすめます。
『協同学苑』

協同学苑のコンセプト「自然との出会い・人との出会い・新しい自分との出会い」を実現するために、新しいコンテンツやプログラムの開発を進めます。

  • 協同学苑30周年である2021年に向け、史料館の展示内容の見直しをはじめとした「人が集う場」づくりを進めます。
  • 協同学苑の魅力を伝え、利用いただくために、ダイレクトメールの送付やSNSなどの広報を強化するとともに、将来に備えた施設の設備・サービスの改善に取り組みます。
ページの先頭へ