2022年4月15日
アメリカ合衆国の臨界前核実験実施に対して抗議文を送りました
コープこうべでは、アメリカ合衆国が2021年6月、9月に臨界前核実験を実施したことに対し、次の通り抗議文を送りました。
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2022年4月15日
アメリカ合衆国大使館気付
ジョセフ・ロビネット・バイデン・ジュニア大統領 閣下
アメリカ合衆国による臨界前核実験実施に強く抗議します
貴国が、2021年6月と9月の2回に渡り、ネバダ州で臨界前核実験を実施していたことが明らかになりました。2021年1月には、核兵器禁止条約が発効しており、この行為は、核兵器廃絶を求める世界の世論に逆行し、かつ他国にも核開発推進の口実を与えるものであり、断じて許すことはできません。
私たちは唯一の被爆国日本に住む者として、これまで核兵器の非人道性について学び、核兵器を廃絶し、世界の平和をめざす取組みを長く続けてきました。 私たちを含め世界の多くの人々の平和を求める声を無視して、貴国が核実験を 強行したことに、あらためて強い憤りを感じます。
ウクライナに対するロシアの軍事侵攻では、ロシアが核兵器での威嚇を行なうなど、現実的な核兵器使用の危険性が高まっています。
今こそ世界平和を願う地球上のすべての人々の声に真摯に耳を傾け、貴国が一切の核実験および核開発を中止することはもとより、1日も早い核廃絶に向けた核軍縮に真摯に取り組むことを強く要請します。
生活協同組合コープこうべ