事業計画

2018年度 大切にしたいこと

未来につながる、地域づくり・人づくりをすすめます

 3年後の2021年、コープこうべは創立100周年の節目を迎えます。多くの組合員と歩んできたこれまでの歴史を通して、また、今日的な時代背景も踏まえ、人と人、人と地域をつなぎ、いつまでも安心してくらすことができる地域づくり、そしてそれを支える組織づくり、人づくりをすすめます。
 また、組合員の声や願いを大切にしながら、次の100年に向けたコープこうべの方向性を考える年としていきます。
 この事業計画は総代の多様な意見から、発想の源泉と方向を得て策定し、コープこうべの組合員と役職員がともに歩む道を示すものです。

全体取り組み

1.コープこうべの役割や価値を互いに確認し合い、広く地域に伝えていきます

  • (1)「愛と協同」を礎としたコープこうべの歴史に学び、これからの時代にふさわしいコープこうべの役割や価値を考え、広く伝えていきます
  • (2)地域社会の一員として、多様な願いに耳を傾け、くらしに寄り添う生協をめざします
  • (3)組合員、役職員の英知を集め、「次の100年」に向けた生協のあり方を検討します

2.地域や社会の担い手と連携し、協働の力で「くらしの基盤」強化をめざします

  • (1)くらしや地域について同じ課題に取り組む人たちとつながり、協働の力でその解決に努めます
  • (2)生協運動の新しい担い手が生まれ、組合員が生き生きと活動できる組合員組織をめざします
  • (3)社会の変化に対応し、組合員からも地域からも信頼され、頼りにされる職員組織にしていきます

3.事業の活力を高め、毎日のくらしを支えます

  • (1)あらゆる事業の力を結集し、組合員のニーズに応え、食を中心としたくらしの安全・安心を提供していきます
  • (2)地域の特性やその地域のくらしの形に応えられるよう、組合員の声をしっかりと聞き、事業運営に反映させていきます
  • (3)これまで行ってきた取り組みや経験を生かし、様々なくらしの課題解決に挑戦していきます

おもな取り組み

1.コープこうべの役割や価値を互いに確認し合い、広く地域に伝えていきます

次の100年に向けて

『歴史の振り返りと価値の再確認』
取り組み概要
これまでの歴史の振り返りを通して、生協の役割と価値を再確認します。
  • コープこうべの歴史に学び、これまで果たしてきた役割や価値を再確認します。
  • 出資・利用・運営参加を基本とする、生協の成り立ちを再確認するための学習を強めます。
『生協のあり方検討』
取り組み概要
次の100年を迎えるために、生協のこれからの方向性を考える機会をつくります。
  • これからの時代やくらしの変化をふまえ、あらためて協同組合としての役割やアイデンティティーの確立を進めます。
  • 地域全体に目を向けた取り組みを協働の力で展開していくために、組合員、役職員が対話を通じて、組織のあり方を検討していきます。
  • 次の100年を迎えるために、創立100周年となる2021年に向けたプログラムの策定と具体化に取り組みます。

2.地域や社会の担い手と連携し、協働の力で「くらしの基盤」強化をめざします

安心してくらすことができる地域づくり

『「居場所・つどい場」づくり』
取り組み概要
年代・性別を問わず、誰もが気軽に立ち寄れる「つどい場」づくりを、地域諸団体と連携しながら進めます。
  • 地域諸団体と一緒になって、多世代が交流でき、みんなが活躍できる「つどい場」づくりを進めていきます。
  • 店舗スペースや組合員集会室、移動店舗の停留所など、様々な形で「つどい場」をひろげていきます。
  • 地域とのつながりの中で、子どもの成長を見守り、支えるために、子どもを取り巻く環境の実情を学ぶ取り組みをひろげます。
『助け合い活動の広がり』
取り組み概要
年をとっても、障がいがあっても、子ども連れであっても、「買い物」が「ふれあいを実感できる楽しいもの」になるよう、地域の助け合い活動を進めます。
  • 買い物支援ボランティア活動を後押しするために、学習会や交流会を実施するとともに広報を強めます。
  • 助け合い活動の一環として、地域諸団体と連携しながら、お買い物中の一時保育の検討を進めます。
『防災・減災と全国生協との交流』
取り組み概要
震災を経験した生協として、その継承に取り組むとともに、来るべき自然災害に備え、災害に強いくらしとまちづくりを進めます。
  • 東日本大震災や熊本地震、九州北部豪雨災害など被災地の生協との交流を通し、災害時に生協の果たす役割を考えます。
  • 「防災・減災」をテーマとした学習の場づくりやイベント参加を通し、地域の一員として一緒に考え、つながりを強めます。
  • 行政や社会福祉協議会、地域諸団体との連携により、災害時対応訓練や被災者支援の経験を積んだ人材を増やし、地域防災力を高めます。
『健康の取り組み』
取り組み概要
乳幼児から高齢者まで、年代に応じた「健康づくり」をめざし、食を中心としたより良い習慣を実践します。
  • 食べ方の“くせ”を知り食生活の見直しをすすめるプログラムBDHQの活用をさらに広げ、結果をもとにした学習の充実を図ります。
  • 食・運動・心など様々な側面から健康づくりへのきっかけをつくる「ひょうごまるごと健康チャレンジ2018」を、兵庫県内の生協と連携して展開します。
  • 離乳食、アレルギー対応など、学習会や情報発信を通した子どもたちの健やかな成長を応援します。
『くらしの中から環境を考える』
取り組み概要
私たちのくらしのあり方が、地球環境や社会、地域とどのようにつながっているかを学び、その実践の一つである「誰もが笑顔になれる“エシカル消費”」を力強く進めます。
  • 「とれぴち」「とれしゃき」の推進やコープ商品学習を通し、食べものを生み出す産地・生産者・環境への理解を深め、よりよい選択ができる力を育てます。また、地域の風土や歴史と密接に関連して育まれてきた食文化の学習を進め、地域理解を深めます。
  • フードドライブなどの取り組みを通し、食品ロスの問題に気づき、くらしの中でのロス削減を進め、くらしの見直しへとつなぎます。
  • 省エネや再生可能エネルギーの学習、マイバッグ運動やリサイクルの取り組みをさらに推進します。
『平和の取り組み』
取り組み概要
日々のくらしの中から「平和」について考え、見つめなおすことで「平和な社会」を、若い世代とともにめざします。
  • 持続可能な社会の前提となる「平和」について、身近な場所で多世代が集まり、考える場づくりを進めます。
  • 組合員一人ひとりが自ら判断し、行動できる力を身につけるため、くらしと憲法のつながり・国際理解を深める学習を進めます。
  • 戦争や被ばくの体験に接するスタディツアーを通し、小中高校生とともに平和を考えます。

参加とネットワークによる組合員組織づくり

『多様な参加をめざす枠組み検討』
取り組み概要
少子高齢化、女性の就労率向上など社会環境変化をとらえ、参加とネットワークのあり方の検討を進めます。
  • 若い世代の組合員活動への参加が進むよう、地域コープ委員会や、コープくらぶ・サークルなど、組合員組織の枠組みの検討を進めます。
  • モデル地域における「地域コーディネーター」の活動状況を検討し、組合員の新たな活躍の場づくりを進めます。
  • モニターやインターネットのコミュニティなど、多様な年代・ライフスタイルの人が参加できるしくみづくりを進めます。
『若い生協ファンを増やす取り組み』
取り組み概要
次代の担い手となる高校生・大学生や、未就学児を持つ年代の人がコープこうべと出会い、関わることができるプロジェクトや場づくりを進めます。
  • 学生が参画するプロジェクトを立ち上げ、プロジェクトに関わるなかで、コープこうべへの理解を深める取り組みを進めます。また、学生の意見を取り入れることで、若い世代に響く情報発信や商品づくりを行います。
  • くらしや商品について学ぶ場、語り合える場として、「レインボースクール」「めーむでおしゃべりタイム」の運用を見直し、若い世代の参加を広げます。

組合員からも地域からも頼りにされる職員組織

『人づくり・組織風土改革』
取り組み概要
社会の変化に対応し、組合員からも地域からも信頼され、頼りにされる職員組織をめざします。
  • 職員一人ひとりの自発的な挑戦を応援し、多様な価値観を活かして、誰もが個性・能力を発揮しながら働き続けられ、成長につながるしくみづくりと環境整備を行います。
  • 法令や倫理を順守し、組合員や地域社会の信頼に応えるために、コンプライアンス体制の整備を進めます。
  • 障がい者の社会的自立支援に向けて、コープこうべグループ全体で就労機会を拡げていく取り組みを継続します。
  • 子会社とともに組合員のくらしのお役立ちを追求します。また、生産性が高く、効率的なグループ経営をめざします。
  • 「コープこうべユニオン」との信頼関係をいっそう深め、コミュニケーションを図ります。

3.事業の活力を高め、毎日のくらしを支えます

事業活動

『店舗事業』
取り組み概要
店舗の魅力向上による収入拡大と、生産性向上を通した収支改善を軸とした事業構造改革を進めます。また、地域での店舗間、事業間、外部団体との連携を進め、地域の組合員へのお役立ちとつながりを高めます。
  • 購買頻度の高い商品を中心とした「いつでもお買い得価格」商品や、組合員とのコミュニケーションの幅をひろげ、店舗の魅力向上に取り組みます。また、くらしの変化に対応した、簡便・惣菜商品、健康に配慮した商品、少量商品等の品揃えを継続強化します。
  • 社会的に関心が高まっている食品ロスについて、自動発注システムの精度向上などしくみの改善とともに、店舗が主体となって行うプロジェクトを通した、職員の意識向上によって削減を図ります。また、新たな発注システムの導入など、業務の簡素化による生産性向上に取り組みます。
  • 地域での店舗間、事業間、外部団体との連携を強め、組合員へのお役立ちを高めます。また、新加入促進を高め、店舗と宅配を併用利用いただける組合員の拡大をめざします。
  • 店舗が地域の拠点となって、多世代が交流する「つどい場」づくりを進めます。また、地域行事への参加やつながりづくりを通して、さらに地域に根差した店舗をめざします。
  • 移動店舗、買いもん行こカーなど、買い物に不便を感じておられる方々へのサービスに引き続き取り組みます。また、より多くのニーズにお応えできるように、移動店舗の軽四車両の導入など、継続可能なしくみづくりに取り組みます。
  • 店舗事業全体の赤字削減に向け、収入拡大と生産性向上に取り組むとともに、構造的な課題を明らかにし、その解決のための検討を進めます。
『宅配事業』
取り組み概要
商品の良さや宅配の魅力を広く伝え、なかまを増やす取り組みを強め、事業規模の拡大と事業基盤の強化を図ります。
  • 店舗以外の拠点で新たな「めーむひろば」を展開し、店舗が少ない地域での宅配の利用機会を広げます。また、乳幼児対象品を扱う紙面の新設や新規加入組合員への専用チラシ配布など、「めーむ」の魅力向上に取り組みます。
  • 将来に向けて安心宅配をさらに強化・継続するため、店舗から近隣組合員宅へ配送する「宅配サテライトセンター」など、店舗と宅配が連携した新たな事業モデルを検討します。
  • 高齢者や働く女性、共働き家庭へのお役立ちをめざし、一週間の献立提案ができる冷凍簡便商品の品揃えを強化します。また、商品のお届け状況などを登録したメールアドレスにお知らせする「高齢者週一見守りお知らせ通知」や、「お届け完了のお知らせ通知」など新たなサービスの提供により、すべての世代が利用しやすいしくみづくりを進めます。
  • 夕食サポート「まいくる」は、アクティブシニア層や若い世代も利用しやすいしくみづくりを進め、より多くの組合員のくらしの課題解決に挑戦します。
『インターネット事業』
取り組み概要
コープこうべアプリを通して組合員の利便性を高め、若い世代にも支持される新しい価値を提供します。
  • 宅配事業では、AIを活用した献立提案機能の強化、栄養成分表示などの商品情報の充実、訪問時間の事前通知など、組合員の要望に応えた利便性向上に取り組みます。
  • 店舗事業では、アプリによるプッシュ通知や個人別の商品クーポンの配信など、店舗利用、店舗と宅配の併用利用の促進に向けた取り組みを進めます。
  • コープこうべアプリにコミュニティ機能を追加し、組合員同士のコミュニケーション手段や組合員と職員がつながることのできる場としての活用を検討します。
『生産事業』
取り組み概要
将来にわたって安定した工場運営を行うため、組合員ニーズや今後の環境変化に対応した最適な品揃え、組合員の想いを形にした商品づくり、安心してご利用いただける商品供給をめざします。
  • 幅広い世代の組合員や職員とのコミュニケーションを通し、くらしに役立つ食品工場生産品の商品開発に取り組みます。また、食品工場生産品の良さや価値を伝える機会を増やしていきます。
  • さらに安全・安心な商品を供給していくために、外部の客観的評価である「兵庫県版HACCP」の認証取得をめざします。
  • (株)コープベーカリーとの連携強化を通して、製造工程の見直しや管理部門の業務改革、食品工場の生産性向上に取り組みます。
『コープ商品・品質保証の取り組み』
取り組み概要
組合員の声を生かした、ふだんのくらしを支える商品の開発や改善を進めるとともに、品質保証の取り組みをいっそう推進します。
  • 組合員と職員が一緒になり、コープ商品の魅力を伝えるラブコープの取り組みを継続します。また、エシカル消費の推進強化やコープ商品の認知度向上、職員のコープ商品学習会などを通して、コープ商品への理解を深めます。
  • 「エシカル消費」を切り口とした商品の開発、改善や、商品の良さが伝わるパッケージへの変更を進めます。
  • HACCP法制化に対応した食品安全マネジメントシステムの再構築を進めます。また、法令を遵守し、科学的視点で安全性評価ができる職員づくりを進めます。
『電力事業』
取り組み概要
「コープでんき」への加入促進を進め、事業規模の拡大を進めます。また、将来にわたって持続可能な社会をめざし、組合員・地域とともに考え、行動する取り組みを強化します。
  • 店舗、宅配と連携して、「コープでんき」をご利用いただく組合員の加入促進を進めます。また、より多くの事業所に「コープでんき」を供給する取り組みを広げ、事業規模の拡大を進めます。
  • 組合員学習・見学会の開催をはじめとして、「コンセントの向こう側にある社会的課題」について、多くの組合員と一緒に考え、行動する取り組みを進めます。
  • 地域の再エネ発電所から電力を仕入れて地域に供給する地産地消型の電力事業の具体化を進めます。
『共済・サービス事業』
取り組み概要
職員の育成や認知度の向上により、安定した事業基盤の構築をめざします。また、事業や地域と連携し、若い世代へのアプローチを強化し、たすけあいの輪を広げます。
  • ジュニアコースの加入推進や、店舗事業と連携した親子で集う楽しいイベントの企画、インターネットを活用した組合員新加入と共済の同時加入など、若い世代の生協参加を進める取り組みを強めます。
  • 組合員向けのファイナンシャルプランナー資格取得講座の開設や、自分の健康状態を知る健康測定会「はかるプロジェクト」の実施を通して、くらしへのお役立ちを深めます。
  • 30周年を迎えるクレリ事業(コープこうべの葬祭サービス)は、葬儀だけでなく、事前の相談から葬儀後のアフターフォローまでトータルでのサポートを強化し、組合員に寄り添い、くらしに役立ち続ける事業をめざします。
『文化事業』
取り組み概要
子育て世代が参加しやすい講座の展開やカルチャーの魅力向上により、多くの組合員から支持される事業をめざします。
  • 各カルチャーの人気講座を他のカルチャーへ水平展開したり、ホームページやダイレクトメール、SNSでの広報を強めることで、より多くの組合員に、カルチャーの魅力を伝え、参加を促進します。
  • 親子で参加する企画など、子育て世代が参加しやすい講座を全カルチャーで展開します。
『福祉事業』
取り組み概要
既存事業の業績改善を進め、事業全体の構造転換を進めます。また、組織内外と連携しながら、将来にわたってすべての人が安心してくらせる地域づくりを進めます。
  • 4月からの介護報酬の改定に適切に対応するとともに、営業力強化、現場業務の生産性向上などを通して、事業収支の改善を図ります。
  • 組合員のくらしの安心に応える在宅介護、住まいの整備、多様な人々が集う拠点などを軸とした総合福祉サービスへの転換に向けた基盤整備を進めます。
『協同学苑』
取り組み概要
全国の協同組合、地域、職員にとって「学び・交流の場」としてあり続けるため、コープこうべ内外との連携を強化した取り組みを進めます。
  • 兵庫県内の生協と連携したイベントや100周年に向けた史料館での歴史学習の開催などを通して、「学び・交流の場」としての施設の活用を進めます。
  • ホームページのリニューアルや新たな広告看板の設置、ダイレクトメール送付など協同学苑の魅力を伝える広報を強め、認知度向上に取り組みます。

ページの先頭へ