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一人ひとりに合った働き方を
選択していきたいですね

2018年11月26日

出産し、子育てをしながら仕事を続ける女性は増えています。「好きな仕事を続けていきたい」と「子どもを持ちたい」の両立はどうしたらいいのでしょうか。二人の職員が、働くママたちにお話を聞きました。

石郷岡 明里

生活協同組合コープこうべ 協同購入センター六甲。2012年入所。2019年2月に出産予定。

竹本 美奈子さん

株式会社ラスイート コンベンション部門宴会部・シニア・スーパーバイザー。2015年入社。1児の母。

吉岡 真紀子さん

カネテツデリカフーズ株式会社 品質保証部主任。2006年入社。2児の母。

大永 信子

生活協同組合コープこうべ インターネット事業推進。2009年入所。独身。

子どもが生まれて復職するときの気持ちの切り替え方は

石郷岡

私は昨年1年間、女性の働き方について同僚たちと話し合ってきました。自分の将来やキャリアに不安を抱える若手職員、休職後に仕事復帰をして家庭と仕事の両立や、仕事の向き合い方に悩む先輩職員。たくさん話し合いましたが、それぞれの悩みを解決する明確な答えは見つからなかったように思います。

大永

私は、これから結婚して子育てをする人生になるのか、子どもを産まないで仕事を続けていく人生になるのか、また別の生き方をしていくことになるのか。どの道を選んでも、仕事は頑張っていきたいです。でも、出産・子育てをすることになったら、今と同じようには働けなくなりそうで。結婚や出産を決めるタイミングって難しくないですか。

竹本

私はゲストハウスでウエディングプランナーとして働いていたのですが、ホテルウエディングの仕事がしたくて転職しました。その後、夫と出会い、結婚して子どもが生まれました。「これから頑張るぞ!」と思っていたときでした。

吉岡

計画どおりにはならないですよね。私は「いろいろ勉強をしたい」と思っていたときに妊娠がわかりました。そのときは、会社を辞めると言ったり、辞めないと言ったりして職場の人には迷惑をかけたと思います。

石郷岡

私は12月に産休をとります。今は生まれてくる子どものことが最優先で、何よりも育児を頑張ろうと思っています。なので、育休が終わって復職するときに、どんなふうに気持ちを切り替えたらいいのかを知りたいのですが。

吉岡

私はもともと子どもが生まれたら仕事は辞めるつもりでした。でも職場や周りの人に、「すぐに決めないで、ゆっくり考えてみたら」とアドバイスをもらって休職しました。会社から紹介されたワークショップに参加したり、休職中に知り合ったママさんたちと話をしたりして、自分のペースで仕事を続けることを選びました。今は、あのときに辞めなくてよかったと思っています。

竹本

私は「何が何でも辞めないぞ!」と思っていました。思い入れがあったブライダルの仕事を続けたかったのが一番です。辞めてしまうと育児が落ち着いて働こうとしたときに正社員として雇ってもらえるところがないかもしれないですし。だから、絶対に復職すると決めていました。結婚式が多い日曜日は保育園が休みなので別の部署に復職したのですが、ブライダルの仕事が好きだから、いつか戻りたいですね。

年齢階級別育児をしている
女性の有業率 ― 平成24年,29年

※総務省:平成29年就業構造基本調査より

子育ての経験は仕事にもプラスになっていく

石郷岡

うちの職場にはママサークルがあるんです。産休・育休中の人、妊娠している人が集まって、仕事のことや子どもを保育園に預けたときのこととか、いろんな話をします。子どもを通したつながりだけじゃなくて、仕事を通したつながりも大切だと思える集まりです。

吉岡

そんなサークルがあるのはいいですね。

竹本

自分が子育てするときや、復職するときに相談できる人がたくさんいるって心強いじゃないですか。

石郷岡

そうなんです。もともとは育休中の先輩職員が作ったサークルで、悩みごとを共有したり、知りたい情報を教えてもらえたりする場所にもなっています。

大永

子育てをしながら働くってどんな感じなんでしょう。これまでのような働き方ができなくなったときに、自分はどうしたいと考えるのか想像できないです。

竹本

私も仕事が好きで、がむしゃらに頑張ってきたんですが、妊娠をしたときにはいったん切り替えたかな。出産・子育てというのが未知の世界だったので、新しい分野のことを頑張ろうと思いましたね。

吉岡

そう、新しい仕事が始まったって感覚ですよね。私は、出産・子育ての経験が復職してからの仕事にプラスになっているかな。お子さんがいたり、おうちでご飯を作ったりする人の気持ちがわかるようになったのは大きいです。

竹本

子育ては、新たな発見が多いですよね。

吉岡

「母親になっていなければ一生出会わなかっただろうな」という人との出会いもあります。自分の時間は少ないけど、子連れだからできることがたくさんあって貴重な体験をしていると思います。キラキラした生活ではないですけどね。

石郷岡

なるほど。子育ての経験は、仕事にもプラスになっていくんですね。

一人で悩まないで、まずはいろんな人に話を聞いてみる

大永

私は目標としているところまで仕事を頑張りたいし、自分に自信が持てるまではキャリアを積んでいきたいです。時短をとって子育てをしながらでも、「仕事をするからには最大の成果を上げたい」と考える人は多いんじゃないかと思うのですが。

吉岡

葛藤はありますね。私は復職したときに役職に就きました。時短で働いていますが、若い人を育てていくという役割を担っていると考えています。

竹本

難しい問題だと思います。仕事と家庭と、両方をバランスよくできたらいいんですけど、そんなにうまくはいかなくて。私は仕事に集中したくて、夫に子どもを任せっぱなしにしてしまうことがあります。子どもにも我慢をさせて「ごめん!」夫にも「ごめん!」って。今はそれが悩みです。

大永

私には、働く女性としてすごく尊敬する先輩がいます。仕事でも、プライベートでも、悩みごとがあったら話を聞いてもらうんですが、そんな人が近くにいる私は恵まれているなと思っています。

吉岡

働く環境は大事ですよね。私は職場の理解もあって心にゆとりをもって働けています。それは、働き続けられる環境を作ってくれた先輩がいたからだし、私の働き方も一つの前例になっていきます。これから入社してくる若い人や今産休をとっている後輩たちに、自分が働く姿を見せていきたいですし、アドバイスをしてあげられる存在になりたいです。こんな働き方もできるんだということが浸透していけば、もっともっと働きやすい職場になっていくと思います。

竹本

うちの会社は、産休・育休をとって復職したのは私が初めてだから、自分がモデルケースになるだろうと思います。私は、夫が時間の自由がきく仕事なので、忙しいときには子どものことを任せて仕事を頑張ることができます。でも、働き方や環境は人それぞれだから、AさんにできることがBさんにはできない場合もあるし、子育てをしている人だと急に出勤できなくなることもあるかもしれません。それぞれに合った働き方ができて、みんなが頑張れる環境を作っていけたらいいですね。

石郷岡

一人ひとりに合った働き方を選択していけるのが一番ですね。今は「私も何とか頑張れるかな」と思っていますが、乗り越えないといけないことはまだまだありそうです。一人で悩まないで、まずはいろんな人に話を聞いてみようと思います。

撮影場所:神戸市中央区(ラ・スイート神戸オーシャンズガーデン・新港第1突堤緑地)

石郷岡明里が感じたこと

違う会社、違うライフステージの女性とお話しすることができて楽しかったです。違う環境ではあるものの、誰もが抱える悩みではないかなと思います。
私は昨年結婚し、今後のキャリアをどうしていくかをとても悩んでいました。妊娠・出産を望めば仕事を休まなくてはなりません。仕事を休むことが自分のキャリアにマイナスになるのではないかと、とてもモヤモヤしていました。
それが、いざ妊娠し産休を控えた今、「育児」という新しい仕事を始める感覚でわくわくしています。竹本さん、吉岡さんがおっしゃっていたように、今までに積み重ねてきたキャリアは無駄ではないし、子どもがいることで世界が広がります。育休をとることが自分の人生においてプラスであると思えるようになりました。
産休・育休を終え、仕事復帰をするタイミングでまた新たな悩みは出てくるだろうと思います。時短などの制度や家族のサポートがあっても仕事と育児のバランスは難しそうです。悩みは尽きないし、答えは見つからないかもしれないですが、仕事に育児に一生懸命向き合って、キラキラ輝く女性でありたいと思います。そしてぜひ、周りの男性や上司とも話し合ってみたいです。

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